コーヒーノキの種類
コーヒーには色々な名前の豆がありますね?
「ブラジル」や「コロンビア」が代表的なものかと思いますが、実はコーヒーノキには3種類の代表的な種があります。
①アラビカ種
最も代表的な種で、エチオピア原産です。
エチオピアの野生種として、標高1000m~2500mに自生していたものらしいです。
この野生種を栽培目的で広めていく過程で、環境による進化や突然変異、他の種との自然交配により、色々な亜種が生まれています。その中には品種改良を目的に生み出されたものもあります。
普段飲むようなコーヒー豆100%のレギュラーコーヒーのほとんどが、このアラビカ種になります。
②ロブスタ種(カネフォラ種)
アラビカ種の次に重要な種で、コンゴ原産です。
カネフォラ種とも呼ばれています。(どっちが一般的な呼び名かはわかりません。。。)
コンゴ原産の種が突然変異により、このロブスタ種になったと言われています。
この種は病気や害虫に強く収穫量も多いことから、インスタントコーヒーのベースとなっています。
ロブスタ種をベースにアラビカ種をブレンドして、香り、苦味や酸味を整えています。
なお、ロブスタ種で淹れたコーヒーは苦味、渋味が強く、カフェインが多く含まれているため、レギュラーコーヒーとして飲むにはあまり向いていません。
③リベリカ種
西アフリカのリベリアが原産です。
アラビカ種やロブスタ種(カネフォラ種)と共に世界3大流通種と呼ばれていますが、その流通量は少なく、全体の1%ほどしかありません。
この種は収穫までに時間がかかり、コーヒーの天敵である「さび病」に弱いという弱点があります。
また、アラビカ種と比較すると味が劣ってしまう点も流通量が少ない原因かと思います。
日本でリベリア種のコーヒーを出しているところはあまりないと思いますが、見かけたら一度は飲んでみたいものです。
コーヒーノキは自宅でも栽培できます。
コーヒー豆まで作るとなると温度管理が大変だと思いますが、興味がありましたら栽培されてみてはいかがですか?
【ひとこと】
一口にコーヒーと言っても、色々な特徴のものがあり、興味が湧いてきます。